スペイン語

スペイン語

はじめに

スぺイン語はヨーロッパだけでなく、アメリカ大陸でも重要な位置を占め、ラテンアメリカだけでなく、アメリカ合衆国内でも話者と学習者が増え続けています。SFCのスペイン語・スペイン語圏研究室は、スペイン語の広域言語としての有用性だけでなく、スペイン語圏内の多様性と複雑性にも焦点を当て、高い言語能力の養成と社会・文化面への理解力の養成に取り組んでいます。
SFCでは、学生のレベル・ニーズに応じて、どのコースからでもスタートできます。ベーシック1・インテンシブ1以外のクラスからスタートしたい人は、毎学期の始めに行なわれる資格認定試験に合格し、スペイン語研究室から履修の許可を得る必要があります。既習者で自分がどのコースから始めたらよいか分からない人は、これまでのスペイン語学習歴を明記のうえ、スペイン語研究室まで相談してください。スペイン語圏での生活経験がある人のために、高い水準のスペイン語に向けたブラッシュアップをするコースもあります。
スペイン語研究室のモットーは「楽しみながら深みと高みを目指す」です。SFCスペイン語スタッフ一同、意欲的な学生諸君の受講をお待ちしています。

科目ごとの授業内容

SFCスペイン語研究室では、2018年度より高大連携に取り組んでいます。SFC高等部で週4コマの授業を履修した場合はインテンシブ1、週2コマの授業を履修した場合にはベーシック1の授業にほぼ相当し、それに続くインテンシブ2およびベーシック2の授業から受け始めることが可能です。ぜひ十分に復習をしたうえで資格認定試験を受けにきてください。
※スペイン語の授業では、2021年度より、順次新しいバージョンの教科書を導入 していっています。シラバスで詳しい指示を書きますので気をつけてください。

1. インテンシブ1~4

スペイン語インテンシブコースはSFCの他の言語と同様、コミュニケーションと創造性を重視した独自の教育システムと教材にもとづいた授業を行ないます。具体的な内容は下記のとおりですが、受講生諸君の意見・要望も採り入れて、よりよいシステム・教材を作り上げたいと思っています。
インテンシブ1は、スペインで制作された国際教材のAula Internacional 1 を用いて、ヨーロッパ共通言語参照枠(CEFR)A1レベルの内容を学びます。
インテンシブ2は、Aula Internacional 2 を用いて、A2レベルの内容を学びます。
インテンシブ3は、Aula Internacional 3 を教材として用い、B1レベルの内容を学びます。
インテンシブ4は、Aula Internacional 3 の残りの部分を扱いつつ、ラテンアメリカとスペインの歴史・文化・社会・政治・経済などに関するコンテンツ・ベースのリーディング・ライティング・プレゼンテーション・翻訳等を扱います。

2. ベーシック1~2

ベーシック1は、初習者を対象にして、「スペイン語圏の文化・社会を背景とした日常会話で使用される基本文・基本語彙を理解し、応答できる基礎的なコミュニケーション能力を身に付けること」を目標にします。
主教材はスペインで制作された国際教材(Aula Internacional 1) で、文法事項の発見重視の学習、会話練習、聞き取り、アクティビティ、スキット発表を行ないます。
ベーシック2は、ベーシック1修了者を対象にして、「基礎的な文法知識と会話能力をさらに高め、スペイン語での一般的な会話に不足のない文法項目と語彙の導入」を目標にします。主教材はベーシック1の続きです。ベーシック1とベーシック2はあわせてインテンシブ1の内容に相当します。ベーシック2を修了するとインテンシブ2へと進むことができます(後ろの「授業体系図」も参照)。スペイン語では、インテンシブ1とベーシック1・2の重複履修はできません。

3. スキル・コンテンツ

DELE B1合格程度のスペイン語力を有する人を対象にした、より高水準の内容のスペイン語を扱うクラスで、インテンシブ4を修了した時点で履習が可能になります。
原則としてインテンシブ4修了者が対象です。より高度なスペイン語の運用力を要請するスキルA、第二言語習得論を用いたスペイン語教育の課題に取り組むスキルB、スペイン語圏の文化と社会についてスペイン語で学び、討議を行うスペイン語コンテンツが開講されます(2020年度より一部内容が変更となる可能性があります。)。スペイン語コンテンツは先端科目「地域と文化(スペイン語圏)」としても開講されます。なお、スキルとコンテンツは繰り返し受講が可能です。

4. 海外研修

春休みまたは夏休みにスペイン語圏で研修を希望する学生のため、スペイン語研究室では下記の要領で単位(海外研修Aは4単位、海外研修Bは2単位)を認定します。

  1. 原則として、スペイン語インテンシブ2以上の修了者または特別に研修を認められた学生が対象で、事前にスペイン語研究室に申し込み、了解をとる必要があります。
  2. 研修の募集は研修直前の学期中に行ないますので、要綱をよく読んで応募してください。研修は、原則として、団体で、下記のいずれかの大学で行ないます。また、受講終了後、授業時間数が明記された成績証明書をスペイン語研究室(担当:藤田護)に提出し、研修終了直後の学期に、スペイン語海外研修AまたはBの履修登録を必ず行なうことを忘れないでください。これを怠った場合には単位として認められません。
  3. 研修機関は下記のとおりです。個人で研修を希望する場合は、事前に先方と連絡をとり、十分に準備してください。
    1. サン・セバスティアン(スペイン) TANDEM サンセバスティアン
      研修期間:4週間
    2. サラマンカ(スペイン) レトラ・イスパニカ Letra Hispánica(www.letrahispanica.com)
      研修期間:2週間または4週間
    3. クスコ(ペルー) セントロ・ティンクーCentro Tinkú
      研修期間:4週間
  4. 海外研修を複数回履修する場合には、履修するクラスが、その前に履修したクラスよりも高度な内容であることを示すなんらかの証を、授業時間数を含む成績証明書とともにスペイン語研究室に提出します。

授業体系図

  • モデルはあくまで目安であり、履修するクラスがわからない場合はスペイン語研究室にお問い合わせください。
    注:スペイン語コースの詳しい内容はスペイン語研究室Webサイト上のスペイン語コース紹介を、また各クラスのシラバスは、同サイト内時間割の中の当該科目をクリックすれば閲覧できます。
  • スペイン語の履習を通じてスペイン語圏の社会に関心が出てきた学生は、藤田が担当する先端科目「地域と社会(米州)」や、「スペイン語コンテンツ」/「地域と文化(スペイン語圏)」を履修し、藤田の研究会Bに参加して、関心を持ったテーマを更に深めることも可能です。

教員スタッフ

藤田 護
Mamoru Fujita
慶應義塾大学環境情報学部専任講師、日本出身。専門分野は、ラテンアメリカ地域研究、アンデス先住民の人類学、開発の人類学、アイヌ語とアイヌ語の口承文学。
Roxana Shintani
ロクサーナ・シンタニ
ペルー出身。専門は日本人のラテンアメリカ移民と日本の日系人社会、およびこれらの社会における継承言語としてのスペイン語教育。
Aingeru Aroz Rafael
アインゲル・アロツ・ラファエル
スペイン出身。専門は日本の言語学史、スペイン語教育、及びバスク語の社会言語学。
小倉 麻由子
Mayuko Ogura
日本出身。専門分野はスペイン語教育。
Antonio Duque Lara
アントニオ・ドゥケ・ララ
スペイン出身。専門分野はスペイン文学、日本文学、翻訳。
Carmen García
カルメン・ガルシア
スペイン出身。専門はスペイン語教育。
Verónica Prieto
ベロニカ・プリエト
アルゼンチン出身。専門分野はスペイン語教育。
Patricia Rosales
パトリシア・ロサレス
メキシコ出身。専門分野は法学、ラテンアメリカ政治。
高畠 理恵
Rie Takabatake
日本出身。専門分野はスペイン語学、在日中南米子弟への継承語としてのスペイン語教育、高等学校における第二外国語としてのスペイン語教育。
高木 和子
Kazuko Takagi
インタースペイン代表取締役。日本出身。専門分野は経営学。
※2019年度のみ出講せず
Patricia Belén Takayama
パトリシア・ベレン・タカヤマ
アルゼンチン出身。専門分野は国際ビジネス。
Diego Yonamine
ディエゴ・ヨナミネ
アルゼンチン出身。専門はジャーナリ ズム、国際協力、日系人社会